• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • ミャンマー北部・カチン州で少数民族武装勢力会合が開催
2016-07-30 11:00

社会

ミャンマー北部・カチン州で少数民族武装勢力会合が開催

少数民族武装勢力
「各勢力が連携し、統一の方向へと向かうべき」
ミャンマー北部・カチン州のマイジャヤンにおいて、7月26日から4日間にわたり、少数民族武装勢力会合が開催された。

会合には17の勢力が参加したものの、4つの勢力は会合を欠席した。欠席した勢力は、タアン/パウラン民族解放軍(TNLA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、ナガランド民族社会主義評議会カプラン派(NSCN-K)、ワ州連合軍(UWSA)だ。

カチン独立軍の副司令官は会合において、ミャンマーの和平を実現させるためには、それぞれの勢力が互いに連携し、統一の方向へと向かうことが重要であるとの認識を示した。

しかしながら、それぞれの勢力は多様性を有するべきとの見方から、「統一の方向」という認識に対しては、否定的な考え方も見られた。

会合の実施について、ミャンマー軍は否定的な見解
また、ミャンマー軍は同会合について、8月下旬に開催予定となっている連邦和平会議の前に開催される会合であり、少数民族武装勢力が連携を強固にする場となる可能性があるとの考えから、同会合を開催すべきではないとの認識を示した。

連邦和平会議は、21世紀のパンロン会議として位置付けられている。パンロン会議とは、1947年、当時のビルマがイギリスから独立する前に、少数民族の自治権を認めることについて合意が得られた会議だ。

なお、8月下旬に開催される連邦和平会議に、NSCN-Kは出席しない方針を示している。


外部リンク

Myanmar Times
http://www.mmtimes.com/index.php/national

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com/burma/four-ethnic

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook