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2016-07-13 18:00

社会

スペイン人観光客、ブッダのタトゥーが原因で一時拘束

ブッダ
「この地に不適切」バガンの僧侶が警察に通報
古代に栄えた都市バガンに訪れていたスペイン人男性が、ブッダのタトゥーを理由に一時拘束された。

スペイン人男性は、古代寺院や数千もの仏塔などを見るため、バガンを訪れた。彼はショートパンツを履き、右足にはブッダのタトゥーがあった。それを見つけた僧侶等がこの場所に不適切だという理由で警察に通報。何人かはタトゥーを撮影し、警察に届けた。

Deutsche Welleの報道によれば、警察はスペイン人男性の安全のため、バガンを離れることを勧めたという。男性とその妻は、警察に保護された後ヤンゴンに送還された。この後バンコクへ送られる。

警察は、
彼らを国外追放する理由はないが、彼らの安全のために出国するよう助言した。ブッダのタトゥーは仏教を侮辱していると解釈される。(Deutsche Welleより)

と述べている。

ミャンマー以外の仏教国でもブッダのタトゥーは侮辱罪に 
欧米の仏教信徒は、尊敬の思いからブッダのタトゥーを好む傾向があるが、仏教国では犯罪に値する可能性がある。ミャンマーの他にも、スリランカではイギリス人女性が、腕のタトゥーを理由に国外追放されている。

昨年はニュージーランドのバー経営者が、店の宣伝にブッダの画像を使い、仏教を侮辱した罪で10ヶ月間刑務所で過ごした。また、2014年にもブッダのタトゥーを入れたカナダ人観光客が拘束されている。

タイの空港では、ブッダのタトゥーや、仏像を買うことについて警告するポスターを掲示しているという。たとえお湯で流せるタイプのものであっても、身につけるのは危険である。


外部リンク

Deutsche Welle
http://www.dw.com/en/
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