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2016-07-11 21:00

政治

ミャンマー政府が森林の伐採禁止措置を発効

伐採禁止措置
パゴー山地の森林伐採を今後10年間禁止へ
国家資源・環境保全省は、バゴー山地の自然資源保護のため、今後10年間、森林の伐採を禁止する。

国内の主要な森林地域であるバゴー地方域、ラカイン州、シャン州、カチン州は2016-17年会計年度から伐採を禁止される。ただし、バゴー山地を除く、他の3州では次会計年度以降、材木生産が再開される予定である。

森林局次長のAye Cho Thaung氏の説明によると、バゴー地方域ではチーク材の違法な伐採があいつぎ、森林や野生動物の生息地の破壊がすすんでいる。このため同地域は2027年まで保護措置をとる必要がある。

深刻な森林破壊に危機感
2015年に国連食糧農業機関によって発行された報告によると、ミャンマーは、森林破壊で世界ワースト3の国となっている。報告書によると、国の森林面積が2010年の47パーセントから、2015年には43パーセントに減少している。

環境省によると、ミャンマーでは、4月はじめから6月末までに12844トンの違法な材木が押収された。押収量はサガイン地方域、カレンニー州、バゴー地方域の順に多く、押収された木材はチーク材や広葉樹だった。

4月の新政権発足時に、国家資源・環境保全省のOhn Win担当大臣は、現会計年度末の2017年3月まで全国で伐採禁止措置をとると約束していた。


外部リンク

MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index

Irrawaddy
http://www.irrawaddy.com/burma/
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