ミャンマーニュース

ドイツの首都ベルリンに本拠地を置くドイツ鉄道の物流部門であるDBシェンカーは6月1日、ミャンマーでの足場を強化するため、100％子会社となる現地法人「シェンカー・ミャンマー・カンパニー・リミテッド（Schenker Myanmar Company Limited）」を設立した。

すでに設立されているシェンカー・タイのヤンゴン支店はこれまで通り通関や輸送業務などを続ける一方、シェンカー・ミャンマーは80名以上の従業員とともに、通信関係の顧客や消費財業界を対象に契約物流と倉庫業を展開するという。

DBシェンカーは1999年、シェンカー・タイを通してヤンゴン支店を設立。その後、ミャンマー国内で貨物輸送サービスを提供している。

シェンカー・ミャンマーのゼネラルマネージャーであるNay Htoo Aung氏は、と述べ、市場拡大に伴い現地採用者を増やすだけでなく、顧客のニーズに応えるために、倉庫のデザインや管理ノウハウなどのマネジメントスキルを持つ人材を育成していく考えだという。

DBシェンカーはシェンカー・ミャンマーと同様に、2013年にラオス、2014年にはカンボジアでも100％所有の子会社を設立している。さらに、タイとベトナムでも実績を持ち、中国とインドを結ぶより広域なメコン地域で、一貫した機能を備えたサプライ・チェーン・マネジメントを展開していくとみられる。

外部リンク

DB Schenker sets up 100% owned logistics entity in Myanmar
http://www.payloadasia.com/

DB Schenker opens logistics company in Myanmar
http://www.mmtimes.com/

DB Schenker Sets Up Full Myanmar Subsidiary
http://www.mmbiztoday.com/