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2016-06-05 23:00

経済

世界銀行 ミャンマー経済は堅実な成長を遂げるとの見解示す

世界銀行
2015年度の経済成長率は7% 高水準を維持
世界銀行は5月31日、ミャンマーの経済は依然として力強い成長を遂げているとの見解を同行のホームページに掲載した。

同行によると、同国の2015年度の経済成長率は7%であるという。2014年度の経済成長率8.5%と比較すると低下しているものの、経済成長率は高水準を維持していることから、経済成長は依然として強いとの見方を示している。

昨年度の経済成長率が約7%にとどまった件について、同行は、昨年夏の豪雨により、農作物を中心に被害が生じたこと、また、総選挙の年にあたり、新政権決定まで諸外国が新規投資を控えたことを要因としてあげている。

中期的は、年平均8.2%の経済成長が可能との見解
そのほか、昨年は世界的に資源価格が下落傾向にあった。同国では天然ガスの輸出が大きな割合を占めているが、資源価格の下落により、同国の輸出額が下落傾向にあったことも経済成長率鈍化の要因としてあげている。2015年度の第3四半期までの輸出額は、2014年度の同期と比較すると約12%下落した。

なお、世界銀行ミャンマー事務所のAbdoulaye Seck氏は、ミャンマー経済が力強さを保っている主な要因としては、農産物の収穫量が回復傾向にあることと、インフラ投資や民間投資の活性化をあげている。

同行は、ミャンマーの2016年度の経済成長率を7.8%と予測しているほか、中期的に見れば年平均8.2%の経済成長率を保つことが可能であるとの見解を示している。


外部リンク

世界銀行(プレスリリース)
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2016/05/31

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