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2015-06-27 19:00

社会

ミャンマーの最低賃金案 日給3600チャットを提示

ミャンマー最低賃金
労働者側と雇用者側の議論で協議は難航
国家最低賃金策定委員会は24日、政府、雇用者及び労働組合代表と協議した結果、ミャンマーの最低賃金案を日給3600チャット(約400円)と提示した。

協議において、労働組合は日給4000チャット(約440円)を要求していたが、繊維業者からは日給2500チャット(約280円)とするべき、との要求が上がっていた。物価の上昇により賃上げを望む労働者側と、利益確保のために賃上げを避けたい繊維業者側の議論により、協議は難航した。

労働者も雇用者も最低賃金案に不満の声
労働者の代表は
委員会は最低賃金を日給3600チャットと提示したが、我々が生活するためには日給3600チャットでは足りない。せめて日給4000チャットは必要だ。(mitvNEWSより)

と、委員会の提示は少ない、との意見を述べた。

しかし、繊維業者の言い分は、
現在の繊維業の従業員は熟練者が少なく、これから発展していく段階である。そのため、新たな最低賃金が制定された場合、その賃金は利益に見合ったものとは到底言えない。(mitvNEWSより)

と、利益の割に賃金が高すぎる、との意見を述べた。

協議した日より60日間は、雇用者側も労働者側も最低賃金に関して不服を申し立てることが可能である。国家最低賃金策定委員会は、両者の申し出を元に再協議を行った上で、最低賃金案を政府に提出する予定である。


外部リンク

mitvNEWS
http://www.myanmarinternational.tv/news/minimum-wage

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.org/burma/govt-to-opt-for-middle

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