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2015-06-16 20:00

社会

【国連】緊急支援が必要な難民数十万人=ミャンマー西部ラカイン州

国連
約50万人 支援が必要
国際連合人道問題調整事務所(UN Office for Coordination of Humanitarian Affairs :UN OCHA)によると、ミャンマー西部ラカイン州の難民キャンプに人道支援を必要としている難民が約50万人いるとのこと。

UN OCHAが確認したところによると、14万人近くの避難民を含む41万6000人が悲惨な状況で難民キャンプにとどまり、市民権をもたない多くの人々が孤立した村にいるようだ。

また、4万人にも及ぶラカイン州の避難民が海岸線から500メートル以内のキャンプで暮らしていることを確認。間近に雨季が迫っているため、懸念要素といえるだろう。

難民の生活は支援に依存
国際連合本部(United Nations:UN)は、これら数十万人にも及ぶ避難民が十分な医療や暮らしを得ることができるか懸念。

避難民は移動の自由を制限され、食事、医療、教育などの基本的人権を侵害されており、彼らの生活は人道支援に依存している。

ラカイン州の緊張は、リスクを背負ってベンガル湾やアンダマン海から脱出するボート難民を増やしたといってもいいだろう。

国連難民高等弁務官事務所(UN refugee agency)は、1000人以上の難民が新たにインドネシアに到着し救援物資を配布され、タイ南部に到着した難民はカウンセリングを受けたことを報告。

また、マレーシアの難民機関は到着のニーズを満たすために規模を拡大した。

数十万にも及ぶ難民が人間らしい生活を手に入れるには、まだまだ時間がかかりそうだ。

(画像はUN NEWS Centreより)


外部リンク

United Nation
http://www.un.org/en/index.html

UN OCHA
http://www.unocha.org/

Hundreds of thousands in need of critical aid in Myanmar, warns UN humanitarian arm
http://www.un.org/apps/news/story.asp?News
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