ミャンマーニュース

ミャンマーの新年を祝う水かけ祭り「ティンジャン」が4月13日から16日までの4日間行われ、ヤンゴン地区で少なくとも11人が死亡、134人が負傷。

期間中、ピイ通り（Pyay Rd）やカバエパゴダ通り（Kabaraye Pagoda Rd）、カンドージー湖通り（Kandawgyi Lake Rd）などの主要道路には、200以上の大小様々な水かけ用のテントが設置され、多くの人々で賑わった。

一方、警察と保安要員も大型のテントを設置し、飲み騒ぐ人々の安全確保に努めたが、残念ながら多くの死傷者を出すこととなった。

負傷者の多くは、飲酒運転やドラッグ使用、スピードオーバー、過剰積載（過剰乗車）などの交通事故によるものだ。

ヤンゴン地区の交通警察によると、昨年のティンジャン祭りではヤンゴンで15人が死亡、178人が負傷したとのこと。わずかながら死傷者の数は減少した。

ティンジャン祭りの由来はヒンドゥー教といわれており、バガン時代から伝承される伝統的なお祭りだ。

ティンジャン祭りで水をかけ合うのは、悪と罪を洗い流すため。旧年の不幸や汚れを水で流して、新年を迎えるというものである。

タイ、ラオス、カンボジアなどの近隣国にも同様の水かけ祭りがあり、近年では伝統的なお祭りというより、国を挙げての大イベントとなりつつあるようだ。

どちらにしてもミャンマーの人々にとっては重要なお祭。年々、死傷者が減ることを祈りたい。

（画像はSahil Onlineより）

外部リンク

11 killed, 134 injured during Myanmar water festival
http://www.sahilonline.org/newsDetails

11 killed, 134 injured during Myanmar water festival period in Yangon
http://www.dailytimes.com.pk/foreign/

11 killed, 134 injured during Myanmar water festival
http://www.sakshipost.com/index.php/news/