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2015-04-01 20:00

社会

ミャンマー政府と少数民族武装勢力が「全国停戦協定草案」で合意

停戦協定草案合意
政府との対話へ進むための第1歩
ミャンマー政府と少数民族武装勢力の連合体は3月30日、ヤンゴンのミャンマー平和センター(Myanmar Peace Center :MPC)で和平交渉を行い、全国停戦協定草案で合意した。

少数民族武装勢力の連合体リーダーは
「全国停戦調整チーム(Nationwide Ceasefire Coordination Team :NCCT)と政府の連合平和ワーキング委員会(Union Peace Working Committee :UPWC)との対話へ進むための第一歩として、全国停戦協定へ署名した」(Radio Free Asiaより)
と述べている。

これにより、数十年にわたり続いている内戦終結へ1歩前進した。一方、草案への署名は連合体を構成する16の少数民族武装組織の承認がそれぞれ必要となっており、署名がいつなされるのかは明らかとなっていない。

全面解決には時間が必要か
長期にわたる内戦の終結に向けた今回の「全国停戦協定草案」の合意は喜ばしいことである。

しかし、その一方で民族武装勢力の軍備縮小方法や政府が国軍とどう折り合いをつけていくかなどの議論はされていないようだ。

また、2月より中国との国境で国軍と激しい戦闘を続けている中国系コーカン族は和平交渉には参加しておらず懸念が残る。

(画像はRadio Free Asiaより)


外部リンク

Myanmar Government, Rebels to Approve Nationwide Cease-Fire Draft: Official
http://www.rfa.org/english/news/myanmar/

Myanmar’s peace process takes tentative step forward
http://www.aa.com.tr/en/politics/486104--myanmar

Myanmar, rebels agree on cease-fire text
http://www.latimes.com/world/asia/la-fg-myanmar
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