ミャンマーニュース

12月23日、インド北東部アッサム州で、インドからの分離独立を目指す少数民族ボド族（Bodos）の武装勢力が複数の村を襲撃。少なくとも78人が死亡した。

州警察は、この襲撃を実行したのは過激派組織「ボドランド国民民主戦線（National Democratic Front of Bodoland：NDFB）」と断定。NDFBは数十年におよび独立紛争を続けている。

実行犯と見られるNDFBの主要メンバーが国境を超えてミャンマーやブータン、バングラデシュに隠れていることが予想されるため、インド政府はミャンマーをはじめとした周辺国に協力を要請した。

NDFBのリーダーI. K. Sonbijitはミャンマーカチン州を拠点としている。

インド内務省によると、襲撃を受けた村人たちがボド族に報復を始めたために軍部隊を派遣。また、軍はNDFBが逃げていると思われる国境地域の空中偵察を開始した。

治安部隊はアッサム州デズプル（Tezpur）から130km離れたNDFBの隠れ家でメンバー6人を拘束。他5人は死亡したと発表している。

アッサム州コクラジャー（Kokrajhar）では夜間外出禁止令が出され、緊張した状態が続いているようだ。

州政府、警察、軍が懸命な捜索をしているが、状況が正常化するにはまだまだ時間がかかるだろう。

周辺国を含めた捜査隊が一体となり、迅速に事態が終息することを望むばかりだ。

（画像はTHE TIME OF INDIAより）

外部リンク

India asks Bhutan, Myanmar to flush out militants
http://timesofindia.indiatimes.com/india/

Army fans out in Bodo heartland Sushma taps Bhutan, Myanmar
http://www.telegraphindia.com/1141227/jsp/

Assam attacks: Government plans joint operation with Myanmar and Bhutan
http://articles.economictimes.indiatimes.com/