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2016-02-25 17:00

経済

広島県の物流企業の力で、ミャンマーの物流改善へ

JICA
物流の改善で、より一層の経済成長が見込める
国際協力機構(JICA)の中国地方拠点、JICA中国は2月22日、同機構が実施する「中小企業海外展開支援事業・基礎調査」において、広島県東広島市に本社を置く株式会社エムケー(以下、エムケー)提案の『「ヤンゴン・マンダレー・ムセ」幹線間における高品質な両荷物流事業実現に向けた事業基礎調査』を採択したと発表した。

ミャンマーは著しい経済成長を遂げているものの、システム化されていない物流が経済成長を阻んでいる格好となっている。

同国では、往路、または復路しか荷物の輸送を行わない「片荷輸送」を行っているため、輸送コストの高さがネックとなっている。そのほか、倉庫の物品管理やドライバーの安全管理もずさんであるが、これらを改善することで、同国のさらなる経済成長が見込める。

低価格・高品質の「両荷物流」実現を目指す
広島県内で有数の物流企業であるエムケーは、物流サービスにおける実績を有している。また、ミャンマーに支店を設立し、現地企業との合弁による物流会社設立の準備を進めている。

同調査では、物流案件の発掘、優良物流会社の発掘、輸送経費やドライバー人材の実態調査が行われる。調査に基づき、適切な配車や運行管理を行い、往復路の積み荷を行うことで、低価格・高品質の「両荷物流」実現を目指す。

また、今後、同国における物流の懸念が緩和されることにより、日本企業がさらに同国に進出することも期待される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JICA中国(プレスリリース)
http://www.jica.go.jp/chugoku/press/ku57pq00000dzy2s-att

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