ミャンマーニュース

ミャンマー政府は1月22日、テイン・セイン大統領の恩赦で政治犯らを含む102人を釈放した。

ブリンケン米国務副長官はミャンマーを訪れた同月18日、全ての政治犯の釈放を要請。それに応える形で恩赦が決定したとみられる。

ミャンマーでは数十年間続いた軍事政権時代に、政治家やジャーナリストを含む2,000人以上が投獄され、欧米諸国による経済制裁のきっかけともなった。

主に政治犯を投獄するために使用されているミャンマー最大の刑務所の1つであるインセイン刑務所からは、22日に少なくとも20人が釈放されたという。

2014年12月に仏教を侮辱したとして拘束され、翌2015年3月に懲役2年6カ月の判決が下ったニュージーランド人のフィリップ・ブラックウッド氏も22日に釈放された。

政治犯支援団体のボーチー氏によると、同日釈放された政治犯は52人。

2011年のテイン・セイン大統領就任以来、1,300人以上の政治犯が釈放されているが、未だ500人以上が投獄されたままだという。

同大統領が2013年に出した「全ての政治犯に恩赦を与える」という命令の通り、3月の任期終了までに全政治犯が釈放されるのか注目が集まるところだ。

（画像はVoice of Americaより）

外部リンク

Myanmar releases political prisoners
http://www.sbs.com.au/news/

Myanmar releases political prisoners
http://www.thenews.com.pk/

Myanmar Frees 102 Prisoners, Including Prisoners of Conscience
http://www.voanews.com/