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2015-11-02 14:00

社会

無電化地域での生活が便利に! LED照明付小型蓄電システム発売予定

エネループ ソーラーストレージ
太陽光で発電した電力をニッケル水素電池に蓄える
大手総合電機メーカーのパナソニックは10月27日、同社の社内カンパニー、 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社が、LED照明付小型蓄電システム「エネループ ソーラーストレージ」(以下同製品)を製品化したと発表した。

同製品は小型の蓄電システムで、日中に太陽電池で発電した電力を内蔵のニッケル水素電池に蓄える。蓄電された電池は、夜間の照明や携帯電話などの充電に利用できる。

発売を予定している国は、アジアではミャンマー、フィリピン、ベトナムなど、アフリカではエチオピアやタンザニアなどで、11月より無電化地域へ出荷が開始される。なお、日本での発売は予定されていない。

国民の半数以上が電気を利用できない現状
世界の無電化地域の人口は約13億人で、世界の5人に1人が電気を利用できない状態だ。また、ミャンマーでは、2015年度中の電化率を50%とすることを目標としており、現在も国民の半数以上が電気を利用できない状況にある。

無電化地域の多くでは、灯油ランプや充電式ランタンを照明として使用しているが、煙による健康問題や明るさが不十分であることが問題とされている。

照明の利用はもちろん、携帯電話の充電も可能
同製品には、1.5Wの電球型LEDランプと、5Wの直管型LEDランプが付属されている。高出力太陽光パネルの採用により約5時間でフル充電できるほか、本体をフル充電することで、LEDランプの組み合わせ方によって5時間から24時間照明を使用できる。

そのほか、高耐久ニッケル水素電池を採用することで約5年の期待寿命を実現したほか、USB出力端子を搭載しており、フル充電でスマートフォンが3台充電できる。さらに、防塵防滴構造でほこりや雨にも配慮された構造となっている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

パナソニック(プレスリリース)
http://news.panasonic.com/press/news/data/2015/10/

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