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2015-10-24 17:00

社会

インドネシアで強制労働のミャンマー人漁師39名が帰国

強制労働
国際機関やミャンマー当局がタイの企業による強制労働を調査
10月21日、インドネシアのアンボン島に拘束されていた、ミャンマーの漁師39名が、ミャンマーに帰国した。

この漁師たちは、タイの企業によってインドネシアで強制労働させられていたと見られている。国際移住機関(IOM)やインドネシアのミャンマー大使館、ミャンマー移民管理局を通して、帰国が実現した。まだ90名以上がアンボン島にとどまったままだが、今月中には帰国できる見通しだ。

漁師たちは主に、ミャンマーの沿岸部から渡ってきたと見られるが、警察当局の人身売買タスクフォース(YGN)は、この件が人身売買であったかどうかを調査している。

過酷な労働と契約違反により雇用企業を起訴
漁師の1人は、労働に対して正当な給料は支払われていなかったと述べた。当初、9000タイバーツを受け取る約束だったが、実際は半分だったことを伝えている。後に、IOMやミャンマー大使館の支援により、正当な給料と保証が得られるようになったが、戻る予定はないという。

一部の漁師たちは雇用企業に対して訴えを起こし、14人が法廷で証言することが決まっている。

ミャンマーの人身売買を調査する警察機関は、10月20日と21日、インドネシアのバリにて、タイ、インドネシア、カンボジアにおける人身売買解決に向けて、協議を行う。

(画像:MITV NEWSより)


外部リンク

MITV NEWS
http://www.myanmaritv.com/news
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