ミャンマーニュース

国際協力機構（JICA）は25日、ミャンマー政府からの要請を受け、同国の洪水被害に対し、追加の緊急援助物資供与を実施したと発表した。援助物資は長期残効型防虫蚊帳1万張である。なお、JICAは8月上旬に、毛布やスリーピングパッドなどの物資を供与している。

ミャンマーでは7月中旬より、北部と西部を中心に豪雨に見舞われ、洪水による甚大な被害が発生した。同国政府の発表によると、9月8日時点における洪水の被害状況は死者122人、避難者数は160万人を超えている。

緊急援助物資は23日にヤンゴンに到着し、24日にはヤンゴン国際空港で物資引き渡し式が実施された。引き渡し式では、タン・ウェイン保健省公衆衛生局副局長より、緊急援助物資の供与に対し、感謝の意が表明されたほか、蚊帳を被災地の感染症対策として活用する旨を述べた。

樋口建史日本国特命全権大使は、洪水犠牲者に対して哀悼の意を表し、また、ミャンマー同様自然災害が頻発する日本の国民は、ミャンマーの被災者らに対し強く共感している旨を述べた。

緊急援助物資は、ミャンマー保健省より、エーヤワディ地域の被災地住民に配布される予定である。

（画像はプレスリリース　9月25日付より）

外部リンク

JICA（プレスリリース　9月25日付）
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2015/20150925.html

JICA（プレスリリース　9月17日付）
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2015/20150918.html