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2015-09-27 22:00

社会

動物保護グループとNGOがバゴー山地に「象の野生動物保護区」設立を提案

野生動物保護区
象の保護とミャンマーのエコツーリズムのために
地元メディアの報道によると、動物保護グループFour Paws Internationalは現地のNGOである Mingalar Myanmarとともに、バゴー山地(Bago Mountains)の一部(North Zar Ma Yi forest)に野生の象のための保護区を設けるとこを提案。

Mingalar MyanmarのディレクターであるU Phone Win氏は、他の動物や植物から野生の象と森林を保護することだけでなく、違法な狩猟からも保護できることを明言。また、野生動物保護区はミャンマーの新しいエコツーリズムを作り上げることになるとも述べている。

ミャンマーでは約5000頭の象が木材を運ぶために使用されている。その内の3分の1が労働可能で、残りは年をとり過ぎているか不健康か妊娠中とのこと。また、野生の象は約3000頭いるとされている。

病気やケガ、または年老いた象には、リハビリ等を行う聖域が必要であるとの主張だ。

環境保全・林業省からの承認待ち
動物保護グループFour Paws Internationalは、これまでに9カ国で9つの動物保護区を設立しており、近い将来にはベトナムにも同様の保護区を設立する計画があるという。

現在、同グループはミャンマー環境保全・林業省(Ministry of Environmental Conservation and Forestry)からの承認を待っている状況である。

保護区ができれば多くの象を管理・保護することができるばかりか、狩猟や開発などを禁止あるいは制限することも可能となるだろう。今後の同省の対応に注目が集まる。

(画像はイメージです)


外部リンク

Elephant sanctuary and rehabilitation camps to be set up in Bago
http://globalnewlightofmyanmar.com/

NGOs propose elephant wildlife sanctuary in Bago
http://www.mmtimes.com/

Myanmar to set up elephant sanctuary
http://www.thestar.com.my/
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