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2015-09-11 10:00

政治

テインセイン大統領と武装派少数民族代表が停戦契約に合意

停戦合意
数十年にわたる内戦終結へ 選挙を前に和平プロセスを急ぐ
9月9日、ネピドーで、テインセイン大統領と、武装派少数民族の代表等が会談を行い、全国的な停戦に合意した。

2年以上にわたる交渉を経て、数十年に及ぶ内戦が終結する。11月の選挙を前に、武装派勢力と政府が和平プロセスの歴史的なステップを踏み出した。

交渉には、カチン州、シャン州、モン州などの少数民族団体代表9名が参加。政府と少数民族代表は、いくつかの項目で互いに譲歩しながら契約書に署名した。今後60日以内に政治的な基本的事項を作成し、90日以内に更なる協議をスタートすることが確認された。

反政府数団体が抗争を継続中 10月中に全団体の合意を
現在、コーカン軍、アラカン軍など、まだいくつかの反政府勢力が政府との抗争を続けている。ある抗争地域では、停戦協議の数日前にも政府との争いがあり、政府軍主要メンバーを含む7名が死亡、3名が負傷するという事態が起きている。

政府は、まだ停戦に応じていない団体のリーダーを協議に招待し、段階を踏んで和平プロセスを進めるとしている。武装派少数民族は17団体あり、そのうち2グループについては既に合意を得ている。この後、10月中にすべての団体から承認が得られるよう、政府から働きかけていく。

(画像:Radio Free Asiaより)


外部リンク

Radio Free Asia
http://www.rfa.org
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