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2016-05-17 21:00

社会

マンダレーで「ロヒンギャ」の呼称に対し、500人以上が抗議

ロヒンギャ
国家主義組織に所属の僧侶50人以上も参加
5月13日、マンダレー市街地の東側に位置する大通りにおいて、500人を超える人々が、米国大使館の「ロヒンギャ」呼称の件について、政府に対し3日以内に抗議するよう要求した。また、抗議者の中には、ミャンマーの国家主義組織「Ma Ba Tha」に所属する僧侶50人以上も含まれていた。

抗議者らは、ロヒンギャがミャンマーの少数民族ではないことを米国大使館が認めるまで抗議を継続する構えだ。

米国大使館は先月、ミャンマー西部・ラカイン州の沖合でボートが転覆し、21人が死亡した件について、ボートの乗船者らを「ロヒンギャ」と呼んだ。しかし、先月末には、同大使館の発言に不満を持つ数百人もの人々が、ヤンゴンの米国大使館前に集合し、抗議を行った。

「ロヒンギャへの対応は目に余る」人権保護団体
ロヒンギャは、かつてからラカイン州に在住しているとされるが、仏教が一般的な宗教とされるミャンマーでは、ロヒンギャがイスラム教を信仰していることもあり、バングラデシュから不法入国したとして、同国政府はロヒンギャに対して基本的な権利を与えていない。

さらに、同国では「ロヒンギャ」の呼称を使用した場合、同国民が侮辱や挑発行為と受け取るケースも見られる。

しかしながら、多くの国際的な人権保護団体は、同国の国家主義組織に対し、ロヒンギャへの対応は目に余るとして非難している。


外部リンク

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com/burma/mandalay-nationalists-

Radio Free Asia
http://www.rfa.org/english/news/myanmar/myanmar-nationalists

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