ミャンマーニュース

ミャンマー最北に位置するシャン州Hpakhanの町にあるバザンチャウク村（Bazan Chauk village）近くのヒスイ鉱山で5月5日夜、地滑りが発生し、地元警察は少なくとも13名が死亡、4名が負傷したと発表した。

地元の人や関係者によると、地滑りが発生したのは鉱山会社が所有する土地だが、被害を受けた人々は同会社就業員ではないという。

この地滑りで死亡した人々は貧困から抜け出すために、鉱山会社が大規模な採掘作業を行った後の廃棄物の山を掘り起こしてヒスイの破片を探す移動労働者であった。

彼らは、幅200フィート、高さ150フィートの鉱山で採掘作業を行っていたとみられている。

地滑りが発生したHpakhanは世界のヒスイの90％が採掘される一方、今回のような地滑りがしばしば発生し、多くの人々が犠牲となっている。

2015年11月にHpakhanで発生した地滑りで死亡した人は100名以上に上り、40以上の地滑りが発生しているという。

隣国である中国ではヒスイは「美徳と権力」の象徴と考えられ、ミャンマーからの密輸が繰り返されている。

また、汚職を監視するグローバル・ウィットネス（Global Witness）の推定では、2014年にミャンマーで採掘されたヒスイは310億米ドルに値し、利益のほとんどが軍や旧軍事政権に流れたという。

ヒスイが人々の命を奪ったり政治資金になったりすることなく、人々の生活を豊かにする一助となることを願うばかりだ。

外部リンク

Myanmar jade mine landslide kills 13: official
http://mizzima.com/

13 killed, 4 injured in landslide in Myanmar
http://www.business-standard.com/


Landslide at jade mine in Myanmar leaves at least 13 dead
http://www.mining.com/