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2016-05-04 20:00

社会

【関西国際大学】ミャンマー警察庁と協力協定を締結

関西国際大学
首都ネピドーの警察庁で調印式
兵庫県三木市に本部を置く関西国際大学は5月1日、ミャンマー警察庁と協力協定を締結したことを発表した。

関西国際大学によると、同大学の濱名学長が4月27日にミャンマーの首都ネピドーにあるミャンマー警察庁内を訪れ、同庁人材育成局長のゾー・モー・タン准将との間で調印式が行われたという。

調印式前の会見でミャンマー警察庁のゾー・ウィン長官は
「ミャンマー警察庁の職員が貴校で学んだり、関西国際大学の先生がこちらに講義に来て下さることを希望している。」(プレスリリースより抜粋)
と述べ、早急に事業を推進する考えを示した。

また、ゾー・モー・タン次官は調印式で、
「ミャンマーは法治国家にならなければならない。法律や規則の順法精神を学び、法の合理的な執行を国民に認めてもらわなければならない。関西国際大学にはこのような学修や研修の機会を与えていただいて、大変うれしい。」(プレスリリースより抜粋)
と述べている。

このような期待に対して濱名学長は、「安心・安全」は共通した価値観であり、それに協力できることへの感謝の意を表した。

今後の教師派遣やプログラムの内容等は、双方で話し合いながら決められていくとみられる。

これまでの経緯
関西国際大学の濱名学長は今年2月に行われたヤンゴン大学との提携を前に、ミャンマー警察庁長官を表敬訪問し、同大学のミャンマー調査プログラムを実施するための協力を要請。

その際、ミャンマー警察庁長官が関西国際大学の人間科学部・犯罪科学コースに関心を示し、研修のための幹部警察官派遣やミャンマーへの教師派遣などの要請があったという。

その後、ヤンゴンに駐在する山崎和人学長特別補佐を通して交渉を続け、今回の協力協定締結が実現した。

民主化とともに真の法治国家を築かなければならないミャンマー。その協力を日本の大学を通して行えることは、日本国民にとっても誇りといえるかもしれない。

(画像は関西国際大学より)


外部リンク

関西国際大学
http://www.kuins.ac.jp/

関西国際大学のプレスリリース
http://www.kuins.ac.jp/news/_5185.html

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