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2016-04-24 07:00

社会

ミャンマー大統領府が贈賄疑惑に警告

スカイネット
大手メディア企業が高官に現金を贈る
ミャンマー大統領府は20日、ミャンマー正月のティンジャン期間中に政府高官へ高額の金銭的な贈り物をしたとして、メディア企業に警告したと発表した。メディア企業の名前は公表しないとしている。

声明によると、このメディア企業はネピドーの正月フェスティバルに特設会場を設置し、公演に政府高官を招いた。公演中に政府高官の個人秘書に500万チャットの入った小包を渡したとしている。この秘書は、後に小包の中身が現金であることに気づき、上司である高官に報告したという。

企業名は公表されていないが、ネピドーの正月フェスティバルで特設会場を出したメディア企業は1社のみいうことから、スカイネット社であると推測されている。

スカイネット社は、大手財閥系シュエタンルイン・メディアグループの会社で、前政府や旧軍事政権との緊密な関わりがあるとされる。同社はコメントを発表していない。

汚職、賄賂撲滅に向けた取り組みを強調
アウンサンスーチー大統領府相は、4日に汚職防止のガイドラインを発表した。それによると、政府職員は25,000 チャット(20米ドル)以上の贈り物を受け取ってはならないとしている。

大統領府は声明の中で、ガイドラインを大きく超える額を贈ったこの企業に対し、今後は違反をしないよう警告したとしているが、今回については、教育の機会と捉え、処罰を行わないと述べている。

また、この500万チャット(4250米ドル)は、社会福祉、救済復興省に寄付され、水不足の地域での給水設備建設に使われるとしている。

(画像はTHE IRRAWADDYより)


外部リンク

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.com

The Global New Light of Myanmar
http://globalnewlightofmyanmar.com

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