ミャンマーニュース

複数のメディアによると、4月26日早朝、ミャンマー東部に位置するシャン州北部のチャウクメー（Kyaukme）と呼ばれる町にあるTawpe村で地雷が爆発。オランダ人観光客2名と通訳者が飛散した破片で傷を負ったという。

被害にあった外国人はZimmermann Felix氏（男性）とRosler Wiebke氏（女性）で、ともに24歳とみられる。彼らとともに被害を受けた通訳者はSai Khun Tun Oo氏。3名は村人により地元の病院へ運ばれが、同日夜にマンダレーの病院へ移された。

爆発当初Zimmermann Felix氏は左耳が聞こえなくなり、Rosler Wiebke氏は右腕と額に、Sai Khun Tun Oo氏は足に傷を負ったという。地元当局者によると、負傷した3名はいずれも重症ではないとのことである。

なお、一部ではドイツ人との報道もあり、情報が錯綜している模様だ。

ミャンマーでは国軍と少数民族武装勢力との対立により、数十年にわたる国内紛争が続いた結果、国の至る所に地雷が散らばっている状態だという。

関係当局によると、2014年の地雷による死亡者は約45名で、200名以上が負傷したという。しかし、正確な数字を把握することは困難であり、実際にははるかに高い数字になるようだ。

今回地雷が爆発したチャウクメーは、2月にも紛争が勃発した地。地雷はこれだけではないはずだ。

ミャンマーが発展していくためには、民族紛争問題を早急に解決し、一刻も早く全ての地雷を撤去する必要があるだろう。

（画像はmitvNEWSより）

外部リンク

Myanmar landmine blast wounds German tourists, guide
http://www.channelnewsasia.com/

Mine blast injures 2 foreign tourists, 1 interpreter in Myanmar's northern state
http://www.globaltimes.cn/

Dutch Tourists: Slightly Injured In An Explosion In Kyaukme
http://www.myanmaritv.com/