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2016-03-30 10:00

社会

ミャンマーの子ども5人に1人が学校に行かず仕事:国勢調査報告

国勢調査
若者の失業率が高い
ミャンマーで2014年に行われた国勢調査の報告が3月28日に公開され、10歳から17歳の子ども5人のうち1人が学校に行く代わりに仕事へ行くことが明らかとなった。

これは職業と産業に関する報告によるもので、10歳から17歳の子どもの21%あたる約170万人が将来の雇用機会を助けるであろう教育の機会を逃しているという。

また、15歳から64歳の4%が失業しており、15歳から24歳の若い世代では倍にあたる9.3%の失業率。若者の雇用を促進する必要性が浮かび上がった。

高齢者が生きるために肉体労働に従事
報告書では、15歳から64歳の男性85%が仕事をしているか仕事を探している一方、女性はおよそ50%にとどまり、労働市場における男女格差を強調している。また、人口の半数が農業、林業、漁業の分野で働いているという。

これらの所見から、経済成長あるいは農民の収益を高めるためには、農業の生産性を向上させる必要があることが分かった。

また、65歳以上の高齢者5人に1人が肉体的に厳しい農業、林業、漁業の分野で働いており、生きるためには肉体労働を継続しなければならない現実があることも示唆している。

これらの問題を解決するためには、適切な社会サービスや高齢者に役立つ政策が必要といえるだろう。

アウンサンスーチー氏率いるNLDによる新政権が、この問題をどこまで解決できるか期待がふくらむ。

(画像はhindustan timesより)


外部リンク

One in five children in Myanmar work instead of going to school: Census
http://www.hindustantimes.com/

One in five children in Myanmar go to work instead of school - census
http://www.dailymail.co.uk/

Myanmar: One in five children prefers work over school
http://www.newsfultoncounty.com/


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