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2016-03-21 22:00

政治

ミャンマー次期大統領が中央省庁の「スリム化」を提案

中央省庁再編
21省庁、18閣僚に再編
ミャンマー次期大統領に選出されたティンチョー(Htin Kyaw)氏は3月17日、現在36ある省庁を21に統廃合する中央省庁再編案を提出した。また、再編に伴い、閣僚数も18に減らし、一部の閣僚が兼任するという。

再編案では、電力省(Ministry of Electric Power)、エネルギー省(Ministry of Energy)、宗教省(Ministry of Religious Affairs)、文化省(Ministry of Culture)などを含むいくつかの省庁は統合される。

一方、少数民族問題を担当する省や、資源・環境保全を担当する省が新たに設けられる予定だ。

また、主要となる内務省(Ministry of Home Affairs)、国境省(Progress of Border Affairs)、国防省(Ministry of Defense)の3閣僚は、国軍総司令官により任命される。

官僚の合理化、行政の効率化、財政赤字の削減
この再編案は、何十年にもわたりミャンマーを支配した軍事政権が残した官僚の合理化を図る公務員改革計画である。

この再編案が実現すれば従来の3分の2になるスリム化で、中央省庁をコンパクトにして行政の効率化が期待される。さらに、財政赤字も削減できるという。

アウンサンスーチー率いる国民民主連盟(NLD:National League for Democracy)は、昨年11月に大勝した総選挙でも、中央省庁を20程度に削減する案や、少数民族を包括的に管理する考えを明言。今回その公約が現実化されたことになる。

また、入閣が注目されているスーチー氏は、8名よりなる議員開発委員会(Parliamentary Development Committee)を統括することを発表している。

(画像はTHE IRRAWADDAYより)


外部リンク

Lawmakers Speak Favorably of Proposed Cabinet Cuts
http://www.irrawaddy.com/

Myanmar Government Plan Includes New Ethnic Affairs Ministry
http://www.voanews.com/

Myanmar downsizes government, axes ministries
http://www.channelnewsasia.com/
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