2014-07-16 20:00
社会
【タイ軍事政権】ミャンマー難民の帰国を推進

タイ・ミャンマー「安全な帰国」推進で合意
タイ軍事政権は、タイとミャンマーの国境付近で20年生活を続けてる10万人以上のミャンマー難民を祖国へ送り返す計画を推進している。タイ軍事政権指導者Prayuth Chan-ocha氏は、タイとミャンマー両国が国境付近で暮らすミャンマー難民・イスラム系民族ロヒンギャの「安全な帰国」を推し進めることで合意したと発表。
10万人とも14万人ともいわれるロヒンギャ族は、国境付近の複数の難民キャンプで生活。その多くが民族的暴力や迫害、貧困から逃れるためにキャンプへ辿り着き、身動きが取れずに何年もそこにとどまっている。
(画像はWORLD BULLETINより)
不安を抱える難民と支援者
タイの軍事筋によると、軍と国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR:the United Nations High Commissioner for Refugees)からなる共同チームは、すべての難民と個別に話した後、難民を以下の3つのグループに分ける予定。「ミャンマーへの帰国を望むグループ」
「タイ在住を望むグループ」
「第3国での定住を望むグループ」
アメリカやヨーロッパのいくつかの国は既に受け入れを表明しているが、受入人数は未定である。
ミャンマーへの帰国を望む難民のほとんどは高齢者で、第3国での定住を望む難民はその安全性と政府の政策に対する懸念を表明。
UNHCRは、難民の同意を得て人道基準を遵守して任務を行わなければならないが、長期間にわたることが予想され、職員の就業条件や安全面への影響を懸念。そのため、少なくとも1年はかかると予想している。
外部リンク
UNHCR
http://www.unhcr.org/cgi-bin/texis/vtx/home
Thai junta to send back Myanmar refugees
http://www.worldbulletin.net/world/
Refugees to be resettled in one year
http://www.bangkokpost.com/news/local/
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