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2014-11-25 02:45

経済

ヤンゴン川渡河船と旅客ターミナル等の引き渡し・就航式典が開催

ヤンゴン
渡河船3隻とダラ桟橋をODA支援
国土交通省は19日、ミャンマーのヤンゴンにて、渡河船3隻と旅客ターミナル等のミャンマー政府への引き渡し・就航式典が15日に行われたことを発表した。

国土交通省は、外務省や国際協力機構(JICA)、ミャンマー運輸省らとの協力で、政府開発援助(ODA)による新造渡河船と新設ダラ桟橋の2つのプロジェクトに取り組んでいた。

新造された渡河船は3隻で、中谷造船が建造。船の全長は41.36メートル、総トン数は310トン、旅客定員は1200人。ダラ桟橋は浮桟橋2基と連絡橋、旅客ターミナルが新設された。設計および施工監理は日本工営が、JFEエンジニアリングが建設を担当した。

安全で安定した公共交通機関
引き渡し・就航式典には、日本からは樋口在ミャンマー日本大使、坂下国土交通省技術審議官、高田国土交通省港湾局産業港湾課長らが、ミャンマーからはニャン・トゥン・アウン運輸大臣、ハン・セイン運輸副大臣、マウン・マウン・ウー海事局長らが参加。

この渡河船で毎日4万人以上の市民が、ヤンゴン川を渡り、ヤンゴン市とダラ市の間を往来するという。これまで使用されてきた渡河船は老朽化が進み、旅客ターミナルもサイクロンにより損傷を受け、老朽化が激しくなっていた。

今回、ODA支援により、新造渡河船の就航と新旅客ターミナル等が整備され、市民に安全で安定した公共交通機関が提供されることとなった。国土交通省は今後も、経済発展やヤンゴン市民のために貢献していきたい意向を示した。

(画像は報道発表資料より)


外部リンク

国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji05_hh_000055.html

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