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2014-09-08 20:00

経済

ミャンマーに総額631億6600万円の円借款貸付契約

国際協力機構
円借款貸付契約に調印
国際協力機構は、9月5日、ミャンマー連邦共和国の首都ネピドーにてミャンマー政府との間で、総額631億6600万円を限度とする合計4件の円借款貸付契約に調印した。

「ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業フェーズI(I)」
ミャンマーには総延長約6000キロメートルとなる鉄道網があり、中でもヤンゴン・マンダレー線は、重要な交通幹線である。しかし、路線や設備の更新が十分に行われておらず、年間で約100件もの鉄道事故が発生する状況にある。こうした問題を解決する必要がある。

そのため、「ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業フェーズI(I)」は、ヤンゴン・マンダレー線において、老朽化した鉄道施設や設備の改修、近代化を実施することにより、安全で高速な列車運行と輸送能力の増強を行う。

「ヤンゴン都市圏上水道整備事業」
ミャンマーでは、上水道で給水を受けている割合は全国で約8パーセントにとどまり、生活や経済活動の障害となっている。最大の商業都市であるヤンゴン市でも上水道施設は十分に整備されておらず、ヤンゴンの水需要に対応できていない。

「ヤンゴン都市圏上水道整備事業」では、ヤンゴン都市圏において、上水道施設を拡充し、ヤンゴン都市地域の生活環境の改善と経済発展に貢献する。

ティラワ地区インフラ開発事業フェーズII」
「ティラワ地区インフラ開発事業フェーズII」では、ヤンゴンとティラワSEZ間のアクセス道路を改善と整備することにより、同地区の経済活動や生活の向上・発展に貢献する。

「バゴー地域西部灌漑開発事業」
ミャンマーは広大な土地があり農業に恵まれた条件があるにもかかわらず、灌漑施設の未整備により、特に乾期に農地を充分に活用できていない。灌漑施設を整備することにより乾期にコメや豆類などの栽培が可能になり、農業を通じた収入の向上が期待できる。

「バゴー地域西部灌漑開発事業」では、灌漑率の低いバゴー地域西部において、灌漑施設の整備、改修ならびに必要機材の整備を行い、農業生産を増加させ、ヤンゴンから北西に約250キロメートルに広がるバゴー地域における農民の生計向上およびミャンマー国の経済発展に貢献するものである。


外部リンク

国際協力機構
http://www.jica.go.jp/press/2014/20140905_01.html
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